タロットから気づき、
タロットを使って変化するセッション
通常、タロットを占いに使う場合には、絵の描いてある面を伏せた状態でカードを何枚か引き、現れたカードのメッセージを占い師が読みとり、そこからわかることを相談者に伝えます。
それに対して私が独自に提供しているタロットセッションは、以下のようなやり方です。
まず、タロットカードの絵を上に向けて、一枚一枚が見えるようにテーブルに並べるか、相談者に手に取ってもらい絵を自由に見てもらいます。
ご相談内容により、その中から何枚かを選んでもらい、こちらの指示通りに並べてもらったり、好きなように並べてもらったりします。
そして、相談者自身が並べたタロット全体を見ながら対話を深めていくという方法です。
相談者自らが選んだカードを見ながら対話をすることで、相談者と私の双方の心が開かれやすくなり、心の距離が近づくことで解決のヒントが飛び出してくることもあります。
あるいは、悩みの奥に隠された原因やこだわり、相談者の心の癖、思い込みがチラリと見えることもあります。
悩みの根っこは外側にあるのではなく、必ず本人の心の奥深くに潜んでいますが、普段はそれに触れないように暮らしているので相談者自身も気づいていないことが多いのです。
そこで、心の奥の扉を開きやすくするために、タロットの力を借りるというわけです。
なぜなら、相談者が絵を見て選ぶカードには、その心に内在するものが反映するからです。
※占いでも相談者の心がカードに現れるのは同じなのですが、相談者自身が絵を見て選ぶことで、より納得して腑に落とせるようになります。
また、私はセッションの中で、タロットと相談者を繋ぐパイプ役になり、相談者自ら選んだタロットが示す神秘的なヒントをお伝えします。
現実世界で起きている出来事だけに着目するのでは、相談者の可能性を狭めてしまうかもしれないので、まったく別の視点(宇宙由来の存在としての視点)を取り入れることで、相談者の思考の枠を超えて可能性が広がります。
神秘の領域とのコネクトを大切にするためにも、ここでは遊び感覚でタロットを扱うことが大切になります。
私が提供しているオリジナルなセッションの一つに、『箱庭タロット』と呼んでいるものがありますが、心理カウンセリングでよく用いられている『箱庭療法』のように、限られたスペースの中に好きなカードを好きなだけ、好きなように置いてカードで感情表現するものです。
言葉にできない心のなかを、タロットの絵を用いて表現することで、絵から言葉に変換され、頭で理解することができるようになり、同時に神秘のメッセージを受け取り気づきへと繋がっていきます。
「箱庭タロット」と呼んでいるセッションの一例